コラム豆知識

【コラム豆知識】物流倉庫における「原状回復義務」について②

以前の原状回復義務についてのコラムでは、「貸し倉庫の原状回復義務」に関する基本的な法律上のルールや考え方について解説しました。

↓まずは基本ルールをおさらいしたい方はこちら↓

【コラム豆知識】物流倉庫における「原状回復義務」について

今回は、基本的なルールを踏まえたうえで、退去時の確認や準備を進める際のポイントを、「借り手」と「貸し手」それぞれの視点からみていきたいと思います。

予定どおりに引き渡せるよう準備しておくことがポイントになります。

入居時の状態を証明できるようにしておく

 入居前からあった傷や汚れなのか分かるようにしておくため、入居時に写真や動画で記録を残しておきます。

残置物の扱いを確認する

 残置物は全て撤去するのか、残してもよいものがあるか事前に貸主へ相談します。

範囲のすり合わせと早めの手配

 数ヶ月前から貸主側と原状回復の範囲についてすり合わせを行い、早めに業者を手配するようにしましょう。

倉庫の状態の確認と、退去後の修繕や次の募集に向けた対応を整理しておくことがポイントになります。

・床面の状態を確認する

 フォークリフトの走行などでクラック(ひび割れ)や油のしみ込みなど、床面に損傷がないか確認します。

・契約時の特約を確認する

 通常損耗と故意・過失による損傷の扱いなど原状回復の範囲について契約書や特約の内容をよく確認しておきましょう。退去時の認識の違いを防ぐことにつながります。

次の入居者が使用可能な状態を考える

 原状回復の内容確認時、次の使用開始時に必要な修繕や撤去があるかという点も確認しておくと安心です。

原状回復をめぐるトラブルは、双方の認識や契約内容の確認が十分でないことから生じるケースがあります。

入居時の状態を記録しておくことに加え、退去前に原状回復の範囲や残置物の扱いなどを確認しておくことで、双方が退去までの準備を進めやすくなります。退去時の負担や対応についても事前に認識を合わせておくことが大切です。

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