コラム豆知識
賃貸物件の募集条件で「フリーレント付き」という言葉を見かけたことはありますか。
フリーレントとは、契約後の一定期間、賃料が無料になる契約条件のことです。期間や適用条件は物件ごとに異なります。近年は住居用だけでなく倉庫・物流施設の賃貸においても導入されるケースが増加しています。
フリーレントが導入される理由とメリット
◆貸主側のメリット
空室期間を短縮し、稼働率を高められる点が挙げられます。賃料を直接値下げするよりも収益性を保ちやすく、早期の入居確定につながることが期待できる募集手法として注目されています。
◆借主側のメリット
倉庫や物流拠点を新設・移転する際は、敷金・保証金・内装工事費など初期費用が大きくなることが多いため、フリーレントによって立ち上げ期のコスト負担を抑えられます。
また現在使用中の倉庫の契約期間と新規入居日が重なる、いわゆる『二重賃料』が発生しやすいシーンでも、負担軽減に役立ちます。
契約前の注意点
メリットがある一方で、契約前に確認すべき注意点もあります。
・「フリーレント=すべてゼロ」ではない
フリーレント期間中でも、共益費・管理費・駐車場代・設備利用料などは発生する場合があります
・途中解約時の違約金の有無
「○年未満の解約時はフリーレント相当額の返還」といった条項があることがあります
・フリーレント後の賃料水準
通常賃料が相場より高いケースも考えられますのでご注意ください
契約時には特に以下の項目について確認しておくことをおすすめします。
・フリーレント期間
・賃料が発生するタイミング
・無料期間に含まれない費用の有無
・途中解約時の違約金条項
・契約更新月・更新料がある場合はその発生時期
借主側としては初期費用の削減や事業移転時のコスト圧縮につながる一方、契約条件の理解が不十分だと予期せぬ追加費用につながる場合もあります。物件選定時や契約前の比較・照合は慎重に行うことが大切です。