コラム豆知識

【コラム豆知識】三期制とは?その②

以前のコラム「三期制とは?」「三期制の計算方法」では、倉庫の保管料を計算する際によく使われる計算ルールの基本をお伝えしました。

今回は、より理解を深めるために、復習も兼ねた簡単なおさらいと、実践で役立つ内容をクイズ形式でお届けします!

1. 【おさらい】三期制の基本ルール

三期制のポイントは、2つです。

1ヶ月を3つの期間(約10日ごと)に区切る

各期間の「一番多かった時の在庫数(最高在庫)」で料金が決まる

1ヶ月の保管期間区分
第一期第二期第三期
1日~10日11日~20日21日~月末日

【料金決定の基本式】

第一期の最高在庫 + 第二期の最高在庫 + 第三期の最高在庫 = 1ヶ月の保管料対象個数

2. 在庫の動きによって保管料がどう変わる?

具体的に荷物がどう動くと保管料がどう変わるのか、タイムラインで確認してみましょう。

例<保管単価:100円/個>

※実際には保管荷物の種類によって、パレット単位、ケース単位、坪単位などが設定されます。

  • 10月3日: 100個 入庫
  • 10月15日: 50個 出庫(残り50個)
  • 10月25日: 50個 出庫(全量出庫・残り0個)
日付1日——10日11日——20日21日——末日
区分第一期第二期第三期
在庫100個100個 → 50個50個 → 0個
最高100個100個*50個*

※ここがポイント!

  • 第二期(11〜20日): 15日に出庫するまでは100個あったため、この期の最高は100個
  • 第三期(21日〜末日): 25日に全量出庫するまでは50個あったため、この期の最高は50個
  • 保管料対象個数: 100個 + 100個 + 50個 = 250個分
  • 保管料: 250個 × 100円 = 25,000円(税別)

3. 三期制クイズ!どっちがおトク?

唐突ですが、ここでクイズです!

Q1. 100個の荷物を入荷するなら、どっちが得?

  • 選択肢 A: 10月10日の夕方に入庫する
  • 選択肢 B: 10月11日の朝一番に入庫する

正解と解説

正解:選択肢 B(10月11日に入庫)

【解説】

10日は「第一期(1〜10日)」の最終日です。たとえ夕方に搬入して数時間しか預けていなくても、10日に入庫すると第一期分(100個分)がまるまる課金されてしまいます。

スケジュールを1日ずらして11日(第二期の初日)に入庫すれば、第一期分の保管料を丸ごと節約できます!

Q2. 荷物をすべて引き取る(全量出庫)なら、どっちが得?

  • 選択肢 A: 10月20日の夕方に出庫完了する
  • 選択肢 B: 10月21日の朝一番に出庫完了する

正解と解説

正解:選択肢 A(10月20日に出庫完了)

【解説】

20日は「第二期(11〜20日)」の最終日です。20日のうちに荷物をゼロにしておけば、第三期(21日〜月末)の最高在庫は0個となり、第三期の保管料はかかりません。

もし21日の朝まで荷物が残っていると、たとえ数分後に搬出が終わったとしても「第三期に荷物があった」とみなされ、第三期分(残っていた個数分)が余分に課金されてしまいます!

5. まとめ

  • 三期制は 1ヶ月を3区分し、各期の「最高在庫数」で計算 するルール。
  • 実際の保管期間に応じて料金が発生するため、利用者にとって公平感があり、倉庫側にとっても利用状況に応じた適正な収益を得ることができます。
  • 三期ごとの締め日を意識することで、在庫の最適保管を促す効果も期待できます。

三期制の仕組みをうまく味方につけて、効率的な物流コストの運用を目指しましょう。考え方は同じでも、保管単価や各期の始まりは各社で異なりますので、ご契約の際にはしっかりとご確認ください。