コラム豆知識
前回、倉庫選びの基礎である「敷地面積」「延床」「有効面積」の違いについて解説しました。
「必要な広さ(坪数)が分かったから、予算に合う物件を契約しよう!」と焦るのは禁物です。面積が理想通りでも、倉庫の「設備スペック」が運用に合っていなければ、荷物が入らない、作業ができないなどのトラブルに繋がる可能性もあります。
今回は、面積以外にも確認すべき「3つの重要スペック」ご紹介します。
1. 天井高(有効階高)〜空間を無駄なく使うための「高さ」〜
倉庫の使い勝手は、床の広さだけでなく「高さ」も重要です。梁(はり)の下から床までの高さを「有効階高」と呼びます。高さを確認しておかないと、荷物を2段・3段と積み上げたり、保管ラックを設置したりできず、空間の上部有効活用が難しくなります。
- チェックの目安:5.5m〜6.0m以上を目安とするケースが多いです。自社のラックやフォークリフトが稼働できる高さを計算しておくことをおすすめします。
2. 床荷重(ゆかかじゅう)〜重い荷物やフォークリフトを支える「床の強さ」〜
床荷重とは、床がどれだけの重さに耐えられるかを示す指標(t/㎡)です。例えば 軽い荷物でも積み重ねると床に大きな負荷がかかります。また、重量のあるフォークリフトを走らせる場合、床の強度が足りないとひび割れや陥没の原因になり危険です。
- チェックの目安:
- 1.5t/㎡: 物流倉庫の標準。フォークリフトの走行や重量物の保管に対応が可能。
- 1.0t/㎡以下: アパレルや雑貨など軽めの荷物、手押し台車での運用向き。
3. プラットフォーム(接車バース)〜積み降ろしの効率を左右する「高床」と「低床」〜
トラックを停めて荷物を出し入れするスペースには、大きく分けて2つの形状があります。
- 高床式: 床面がトラックの荷台と同じ高さ(約1m〜1.3m)。荷台に直接フォークリフトで進入できるため、大型トラックやパレット輸送の大量荷役に向いています。
- 低床式: 床面が地面と同じフラットな状態。バンや軽トラなど小回りの利く車両が扱いやすく、EC発送など多品種小口の運用に向いています。
まとめ:面積とスペックをセットで確認しよう
前回の「面積(広さ)」と、今回の「設備スペック」。この両方をクリアして初めて、本当に使いやすい倉庫が見つかります。
「倉naviport」では、坪数だけでなく、天井高や床荷重といったスペックからの物件検索も可能です。「自社に必要なスペックがわからない」という方も、スタッフがサポートします。
まずはお気軽にご相談ください。