コラム豆知識
4月8日〜10日に開催された『関西物流展』にて、出展企業様に特別インタビューを実施いたしました! 会期中のお忙しい中、快く取材にご協力いただいた企業の皆様、貴重なお時間をいただき誠にありがとうございます。
本特別コラムでは、普段はなかなか聞くことができない「現場の課題」や「各社の熱い思い」など、リアルな生の声を全6回にわたってお届けします。 物流の最前線から得たヒントが満載ですので、ぜひ最後までお楽しみください。
第6弾は、ファン付きウェアのパイオニア「空調服」様です!

Q: よろしくお願いします。まずは、御社の「空調服」の企画・開発に至ったきっかけについて教えていただけますか?
A: はい、弊社の会長である市ヶ谷弘司が、1990年代に東南アジアへ出張した際の経験が原点です。当時、現地で立ち並ぶ高層ビル群を見て、「これだけビルが建つと、将来エアコンなどのエネルギー需要が膨大になるだろう」と予見したそうです。その後、人ではなく「空間」を冷やすよりも、「人だけ」を冷やせばはるかに少ないエネルギーで済むのではないかという発想に至り、試行錯誤の結果、「空調服」が誕生しました。
Q: 今でこそ一般的になりましたが、パイオニアとしてこれまでにどのような苦労があったのでしょうか。
A: 発売当初は「おもしろグッズ」のような扱いをされたり、「暑いのに、なぜわざわざ長袖を着るんだ」という抵抗感から、なかなか普及しなかったと聞いています。在庫を抱えて資金繰りにも非常に苦労し、銀行からの融資が受けられなくなった際には、会長が個人の保険を解約してまで事業を継続したという話もあります。
Q: まさに継続が結果を生んだのですね。現在、他社からも類似製品が出ていますが、御社ならではの強みはどこにありますか?
A: まず強調しておきたいのが、「空調服」という名称は弊社の登録商標であるという点です。「空調服」と名乗れるのは弊社製品のみです。 2004年の発売から20年以上取り組んできたからこそのノウハウが蓄積されています。その知見を活かした品質改善や、トラブル時に対処しやすい体制、そして多くの法人様に導入いただいている実績とアフターサポートへの信頼が、他社には負けない強みだと考えています。

Q: 最後に、熱中症対策の「標準化」についても提案されていきたいとのことですが、業界ごとの導入状況はいかがですか?
A: 建設業界では、「空調服(ファン付きウェア)を着ていないと現場に入れない」と言われるほど、すでに当たり前の装備になっています。 一方で、物流業界は少し導入が遅れている印象があります。なかなか予算を割きにくいという事情や、倉庫内が「室内」であることも理由の一つかもしれません。
ですが、昨年から問い合わせが非常に増えています。深刻な猛暑に加え、改正労働安全衛生規則が施行されたことで、職場において熱中症対策の実施が必須となったことが大きいです。ユニフォームメーカーさんや販売店さんの売上も前年比100%超えが当たり前となっており、空調服(ファン付きウェア)の浸透具合を感じます。
株式会社空調服 木内様、貴重なお話ありがとうございました!

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6回にわたりお届けしました関西物流展出展企業様へのインタビューでしたが、お楽しみいただけましたでしょうか?
どの企業様からも、自社の積み重ねた歴史や誇りに裏付けされた、熱い自信と想いを感じることができ、私どもにとっても大変意義深い連載となりました。
この短いコラムでは各社様の魅力を存分にお伝えしきれなかった部分もありますが、本連載が物流業界全体の活性化の一助となりましたら幸いです。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。通常回のコラムも引き続きお楽しみ下さい!