コラム豆知識

【コラム豆知識】敷地・延べ床・坪数

物流施設の広さを表すとき、「敷地」「延べ床」「坪数」という言葉がよく使われます。これらは一見似ているようでいて、実はそれぞれ異なる意味を持つ重要な指標です。それぞれの違いを理解することで、物流施設の本当の規模や使い勝手が見えてきます。

まず「敷地」とは、建物が建っている土地全体の広さを指します。例えば、1万平方メートルの敷地であれば、その土地の中に物流倉庫や事務所、駐車場、トラックの待機スペースなどが含まれます。敷地が広いほど、将来的な増築や、トラックの出入りをスムーズにするための余裕を持たせることができます。

次に「延べ床」は、建物内部のすべての階の床面積を合計したものです。例えば、2階建ての倉庫で、1階が5,000平方メートル、2階も5,000平方メートルであれば、延べ床面積は1万平方メートルとなります。物流施設の場合、実際に荷物を保管したり作業を行ったりするスペースの広さを直接的に示すため、非常に重要な指標です。延べ床面積が大きいほど、より多くの商品を保管できたり、広いスペースで効率的に作業を進められたりする可能性が高まります。

そして「坪数」ですが、これは「敷地」や「延べ床」の広さを表す際の単位です。1坪は約3.3平方メートルに相当します。つまり、平方メートルで表示された広さを3.3で割れば坪数になります。

例えば、延べ床面積が1万平方メートルの倉庫であれば、約3,030坪となります。物流業界では、今でも坪数で広さを表現することが多く、直感的に施設の規模を把握するために用いられます。

⇒坪から㎡への変換についてのコラムは こちらから

まとめると、「敷地」は土地全体の広さ、「延べ床」は建物内部の総面積、そして「坪数」はそれらの広さを表す単位、となります。物流施設を選ぶ際には、これらの数字が施設の使いやすさや将来性にどう影響するかを考慮することが大切です。単に「広い」というだけでなく、それぞれの数値が持つ意味を正確に把握することで、より最適な物流拠点を見つけることができるでしょう。

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